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スターファングルナット圧入治具 [工具]

出番の少ない工具だし、専用工具は割と高いので
自作の治具で代用。
 
 
用意する物
DSC_2001_R2.JPG
 
・M6全ネジのシャフト(今回は300mmを用意)
 よほど長めにコラムを取らなければこれで間に合う。
 
・M6のナット4個(今回は2個は手持ちであったロングナットを用意)
 普通のナット4個でも機能的には問題無いけど、
 締め込むところは長めの方が良いと思う。
 
・M6の平ワッシャー(内径6.4✕外径12.5✕厚み1.6)を1枚
 内径がネジに通れば良く、外径や厚みは不問
 別に無くても良いちゃ良いけど、何となく入れてみた。
 
・M6穴のオーバーサイズワッシャー(内径6.4✕外径30✕厚み2)を2枚
 コラムの径よりも大きい外径にしないと意味が無いが、
 逆に大きすぎると三つ叉と干渉する恐れもあるので注意。
 
 
これらを↓のように組む
DSC_2002_R2.JPG
 
 
 
DSC_2003_R2.JPG
ポイントは、ワッシャーが軽く回るくらいの位置でダブルナットで固定すること。
ワッシャーの上下方向のガタが大きいと、スターファングルナットを
引き込む時にシャフトが斜めになりやすいので注意。
コラムの内径に近い樹脂の棒が用意できれば、中心にΦ6.2程度の穴をあけて
ネジ部に通せばガイド的な役割を持たせられるかもだけど、
まぁそこまでしなくても良いでしょう。
 
 
 
出来た治具をフロントサスの下から入れる
DSC_2005_R2.JPG
 
 
 
こんな感じに突き当てる
DSC_2006_R2.JPG
 
 
 
ヘッド側にネジ部が出るので、
DSC_2007_R2.JPG
それにスターファングルナットを手でねじ込み、
スターファングルナットがコラムに接触したら
DSC_2008_R2.JPG
スターファングルナットが斜めにならないように注意しながら
下側のナットを締め込んで、所定の位置までスターファングルナットを
引き込んで完成。
※今回は説明のための画像なので、先日外したスレッド式のサスを使っている
 
 
今回の治具はワッシャーが回転するのがポイント。
コラムとの接触部分にゴムやプラスチックのプレートを
噛ますってやり方もあるけど、逆にそれが原因で偏った当たりになり、
スターファングルナットを斜めに引き込む恐れがあるので、
コラムにはワッシャーが直で当たるようにしている。
 
 
スターファングルナットの位置は、ヘッドパーツの取説に指示があれば
その位置まで引き込めばOK。
ちなみに今回のヘッドパーツは15mmの指示が有った。
 
一般的にはコラムのトップから5mm~15mm程度かな。
ステムの範囲にとどめるってのが一般的。
深く入れすぎると、トップ側のボルトが届かなくなるので注意。
入れすぎると元には戻せないので、もう1個スターファングルナットを
圧入しないといけなくなる。
 
市販の専用工具だと、上から叩いて入れるのが一般的のようだが、
この引き込み式でも真っ直ぐ入るし問題無いと思う。
 
 
 
 
 


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